ジブリパークにナウシカがないのはなぜ？その理由と今後できる可能性は？

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2022年11月1日にオープンし話題となっているジブリパーク。

入場は日時指定の予約チケット制となっていて、今年分のチケットはすでに完売しています。

ジブリパーク内にあるのは「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3つの遊び場です。

来年以降も「もののけの里」「魔女の谷」のオープンの予定が発表されています。

しかし、人気作品である「風の谷のナウシカ」の遊び場はなく、オープン予定の発表もされていません。

ナウシカがないことで、SNSからも悲しみの声が多くあがっています。

ナウシカのエリアがないのはなぜなのか、今後オープンの可能性はあるのかを調べました。

ジブリパークにナウシカがない理由は？

調べてみましたが、公式情報から明確な理由は見つけられませんでした。

そこで、理由となりそうな要素を8つ考えました。

1つずつ検証してみましょう。

宮﨑駿作品ではないから？

「風の谷のナウシカ」の原作・脚本・監督は宮﨑駿です。

そしてジブリパークには「青春の丘」（「耳をすませば」の地球屋を再現したエリア）のような、宮﨑駿監督作品以外の遊び場もあります。

そのため、この説は違うと言えます。

ジブリ作品ではないから？

実は「風の谷のナウシカ」の製作会社は株式会社トップクラフトで、スタジオジブリではありません。

しかし、ジブリ作品を語る時に、「風の谷のナウシカ」も一括りにして語られることは多くあります。

世間的にも、ナウシカの製作会社がジブリではないことはあまり知られておらず、ナウシカはジブリ作品だという認知が広がっていると言えます。

ジブリパーク内のレストランのメニューに添えられる12種類のピックにも、メーヴェに乗ったナウシカが登場しています。

なので、この理由は当てはまらないと予想します。

ナウシカは人気がない？

「風の谷のナウシカ」は、1984年に劇場公開されました。

そして、2022年現在19回のテレビ放送がされており、最高視聴率は23.3%という好記録を残しています。

38年間で19回は、2年に1回は放送されている計算になります。

好きなジブリ作品1位にナウシカを選ぶ人も多く、むしろ人気のある作品です。

強いて言うとすれば、子供よりも大人に人気の高い作品なので、ファミリー層が主なターゲットだと思われるジブリパークには、もしかしたら合わないのかもしれません。

再現しにくい？

「風の谷のナウシカ」の舞台である風の谷は、中央アジアの乾燥地帯を参考にしており、その再現は難しいのではないかと予想できます。

他にも、腐海や地下空間など、どれも日本の日常の風景からかけ離れており、これらの再現は容易ではないはずです。

しかし、2019年開催の「ジブリの大博覧会 福岡展」では腐海の森を再現したナウシカのゾーンが目玉となっていました。

工夫次第ではジブリパークでも再現可能でしょう。

費用の問題？

上記で挙げたように、野外での完全再現には相当な工事が必要なことが予想されるため、費用は多くかかるでしょう。

しかし、屋内のフォトブースなど、工夫をすればいくらでも再現できるはずです。

広さが足りない？

ジブリパークがあるのは、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園（モリコロパーク）」内です。

敷地面積は1.942 km²で、その広さはディズニーランドの約4倍相当です。

ジブリパークは今後も規模を拡大していくことを公言していますので広さは十分あるといえます。

コンセプトに合わない？

ジブリパークのホームページには「森と相談しながらつくっている」や「森や道をそのままに」という言葉があり、自然との共存をモットーとしていることがうかがえます。

風の谷や腐海の’’完全再現’’を目指すなら大規模な工事をすることとなり、コンセプトから外れるかもしれません。

タイミングではない？

「風の谷のナウシカ」は公開から38年経っていることもあり、ファンの多くが成人です。

情報がリアルタイムで共有できるこの時代に、ナウシカの再現がもし中途半端だった場合批判が多く集まることが予想できます。

もしそうなった場合はジブリパークの衰退も心配されます。

そのため、ナウシカをジブリパークに取り入れるにしても、かなり慎重にならざるを得ないでしょう。

どのようにナウシカを再現するのか、クオリティを高めるためタイミングをみている可能性があります。

ジブリパークにナウシカを望む声

多くの人がジブリパークにナウシカを望んでいます。

実物大だと相当な大きさになりますが、王蟲（オーム）や巨神兵も見たいですね。

こちらはかなり具体的な構想をされています。

実現を期待したいですね。

メーヴェの再現を望む声もありました。

こちらは腐海内部で蟲たちの住む世界の再現を望んでいます。

現実離れしている分、腐海人気はかなり高いようです。

ナウシカの中でも印象の強いキャラの王蟲（オーム）も人気が高いですね。

皆さんナウシカ愛に溢れていて、ジブリ作品で1番好きという声もあります。

やはり、腐海や王蟲（オーム）の再現を望む声が多くありました。

ナウシカのエリアがないことで、皆さん残念がっていることがわかります。

ジブリパークに今後ナウシカができる可能性は？

ジブリパークは今後も拡大していくことを公言しているので、可能性は高いと思います。

腐海の森を再現した「ジブリの大博覧会 福岡展」のように、王蟲（オーム）や腐海特有の生物や植物などを屋内で再現することは難しくないでしょう。

屋外でも、巨神兵やナウシカの乗っているメーヴェなども再現できそうです。

懸念点があるとすれば、先ほど挙げた子供人気が心配される点、批判が出ることが心配される点がハードルになっているかもしれません。

しかしそれらは、子供も楽しめる工夫やクオリティを高めることによって解消できそうです。

ジブリパークにナウシカがない理由と今後の可能性・まとめ

ジブリパークにナウシカがない明確な理由がわからなかったため、8つの観点から予想してみました。

検証の結果

  • 再現性の問題
  • 費用の問題
  • コンセプトの問題
  • タイミングの問題

が可能性として残りました。

しかしそれらは、工夫次第でクリアできる問題だと考えます。

ナウシカ待望の声はナウシカのエリアができるまで止むことはなく、むしろ大きくなっていくでしょう。

もしかすると、ジブリパークはその声が高まるのを待っているのかもしれません。

ジブリパークは今後も成長を続けるはずなので、その声に応えてくれると期待したいですね。

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